現代美術

作品・展示会場情報

ゲッラ・デ・ラ・パス (Guerra de la Paz)

1996年より活動を開始。フロリダ州マイアミを拠点に活動。

アライン・ゲッラ(1968年キューバ・ハバナ生まれ)とネラルド・デ・ラ・パス(1955年キューバ・マンタンサス生まれ)の2人によるユニット。ともにアメリカで美術を学ぶ。彼らが拠点とするマイアミのリトル・ハイチは、「ぺぺ」と呼ばれるハイチ向けに輸出される中古品ビジネス地の近くにある。その取引によって生み出される大量のゴミ処理場行きの衣類を2人は主な素材としてきた。工夫して物を再利用することは美術と同じくらいに歴史がある。「衣服が人を作る」ということわざがあるように、中でも使われなくなった衣類は人間のエネルギーとメタファーに満ち、消費や環境問題、個と集団、企業倫理、社会的権力といった世界共通の問題を自ずと浮かび上がらせる。彼らは自らの実践を、思慮深くて過激な「考古学」であると見なしている。彼らの体感型のインスタレーションは、才気にあふれ、演劇的で、しかも明快である。しかしその作品の意味は澄んではいない。というのも、現代生活の矛盾を彼らが体現していること自体を、作品が包み込んでいるからである。

  《Follow the Leader》 2011
courtesy of the artists
展示会場 東岡崎駅会場 名鉄東岡崎駅ビル(E-08)
作品情報
・《作品名》
・制作年
・上映時間
(映像作品のみ)
・所蔵
《シークレット・ガーデン》 2013
アーティスト一覧