ARICAは2001年、演出・美術の藤田康城、テクスト・コンセプトを担当する詩人・批評家の倉石信乃、太田省吾が主宰した元転形劇場俳優の安藤朋子らにより設立。演劇やダンスといった枠を超え、ビジュアルアートや音楽、建築やデザインなどと呼応するパフォーマンスを上演して注目を集める。カイロ国際実験演劇祭や、ニューヨークのジャパン・ソサエティー、デリーの国際演劇祭などでも公演を行った。今回上演する『しあわせな日々』はサミュエル・ベケットの代表作のひとつで、特に目を引くのが主演女優が埋もれる山のような舞台美術。その「山」を、1978年生まれのアーティスト金氏徹平が設計する。金氏は、日用品などレディメイド素材を白い石膏や樹脂で覆ったコラージュ的彫刻や、相異なる線画を延々とつなげてゆくドローイングなどで知られ、2009年には、30歳の若さで大規模個展を横浜美術館で開催した。テキスタイルコーディネーター・デザイナーの安東陽子が衣裳を担当する。
「恋は闇/LOVE IS BLIND」 2012年 photo:宮内勝 |
作品 | 『しあわせな日々』 (新訳初演) |
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原作 | サミュエル・ベケット Samuel Beckett |
会場 | 愛知県芸術劇場 小ホール |
日程 | 10月12日(土)18:00 10月13日(日)18:00 10月14日(月・祝)14:00 ◎全日、アフタートーク有 |
アーティスト公式ページ | http://www.aricatheatercompany.com/ http://teppeikaneuji.com/ https://www.facebook.com/TheaterCompanyArica https://twitter.com/ARICA_official |
見どころ