1956年チリ生まれ。ニューヨークを拠点に活動。
写真、映像、建築などを通して、社会的な不平等問題に目を向けさせるような作品を制作してきた。なかでも、1990年代の 《 ルワンダ・プロジェクト 》 は代表的なもので、1994年のルワンダで起きた集団虐殺のあった現場へ自ら行き、悲劇の実態を取材したうえで制作された。このように、ジャーの作品制作は具体的な出来事の状況や背景を徹底的に分析することからはじまる。そのうえで、イメージと空間の背後にある社会的な関係性について問いを投げかける。イメージに内在する言語システム、それらを読むという作業、そして最終的にはそれらの脱構築(ジャーのいう「イメージの政治性」)を、作品を通して顕在化させる。
《 Geometry of Conscience 》 2010 courtesy of the artist |
展示会場 | 名古屋市美術館(B-02) |
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作品情報 ・《作品名》 ・制作年 ・上映時間 (映像作品のみ) ・所蔵 |
《生ましめんかな(栗原貞子と石巻市の子供たちに捧ぐ)》 2013 |