櫃田伸也はすぐれた画家であると同時に、すばらしい先生でもあります。奈良美智、杉戸洋など多くのアーティストが、実は彼の教え子なのです。そのためこの展覧会では、櫃田自身の名作の数々と、教え子であるアーティストの旧作、近作、新作を織り交ぜてご紹介します。画家・櫃田伸也の魅力に改めてふれると同時に、多くの作家が彼のもとでどのように才能を開花させていったのかも分かる展覧会となるでしょう。
教え子であるアーティストの多くが、櫃田と過ごしたはらっぱでの経験を今でもとても大切に思っています。
そこで本展覧会では、奈良美智、杉戸洋、森北伸といったアーティストが企画にまで全面協力!!
各アーティストが描く櫃田先生像の発表をはじめ、愛情と驚きがつまった展覧会に仕上がっています。
東京、パリ、ロンドン、ニューヨーク・・・。そんな大都会とはほど遠い緑のはらっぱこそが、実はみんなの原点でした。
そこから数々のアーティストが羽ばたいていたのです。
この展覧会によって、現在世界中で活躍するアーティストたちの今をご覧いただけることでしょう。
【略歴】
1941年 東京大田区生まれ
1966年 東京藝術大学美術学部大学院修了
1975年 愛知県立芸術大学美術学部絵画科勤務(〜2001年9月まで)
1984年 名古屋市芸術奨励賞受賞
1985年 第28回安井賞受賞
2001年 東京藝術大学美術学部絵画科勤務(〜2009年3月まで)
現在 名古屋造形大学客員教授、武蔵野美術大学客員教授
《不確かな風景》1987年/2000年
《空き地のプラン》2003年
《不確かな風景》1987年
《My daddy’s pullover(パパのセーター)》1994年 愛知県美術館寄託
《the Tub》2002年 愛知県美術館
《Flying man and Hunter》2008年
十和田市現代美術館(参考図版)
《Where Have All the Flowers Gone?》2004年 個人蔵
《white cat》2008年
《2−7−1》2009年 Courtesy of YAMAMOTO GENDAI
《Root》2008年 西村画廊
《sherbet》2008年 岡崎市美術博物館
《strings(8-3)》2008年
ギャルリー東京ユマニテ
《庭の中に 09−1》2009年
《 》2007年
《透明壁画、人工夢》2005年
《フューチャー・ラウンジ》2005年