2009.02.22
あいちトリエンナーレ2010プレイベント現代美術の発見 I「アニマルズ in AAC-三沢厚彦の世界」 (終了しました)
【趣旨】
三沢厚彦は、クスノキを伝統的な手法で彫り出した動物表現で、国内外で注目を集めているアーティストです。1961年京都府に生まれた三沢は、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻を修了したのち、2000年から〈Animals〉シリーズの制作を始め、翌01年に第20回平櫛田中賞を受賞しました。07年に開催された「三沢厚彦ANIMALS+」では、平塚市美術館をはじめとする全国5つの美術館を巡回し、幅広いファンから支持を得ています。誰もが親しめるライオンやゾウといった動物をモティーフとしながらも、その彫刻としての存在感は極めて大きく、見る者に強い印象を与えます。本展では、美術館の展示室のみならず、複合施設である愛知芸術文化センター内のさまざまな場所に三沢の代表的な彫刻作品約15点、ドローイング約10点を展示し、ユニークな動物たちとの出会いを演出します。 2010年に予定されている「あいちトリエンナーレ2010」は、現代美術を基軸に、美術館、劇場、フォーラムなど、愛知芸術文化センターの全体を主会場として展開します。この展覧会では、「あいちトリエンナーレ2010」の開催に向けて、子供から大人まで少しでも多くの方に現代美術に親しんでいただきたいと思います。 三沢厚彦が創り出す「アニマルズ in AAC」は、普段はあまり現代美術に馴染みのない方にとっても、その楽しさと面白さを知る絶好の機会となるでしょう。 |
会場 | 愛知芸術文化センター フォーラム I (2階)・フォーラムII(地下2階)ほか |
---|---|
会期 | 2009年3月24日(火)~5月24日(日) |
開館時間 | 9:00-22:00 |
休館日 | 4月6日(月)、20日(月)、5月7日(木)、18日(月) |
観覧料 | 無料 |
会場 | 愛知県美術館 [愛知芸術文化センター10階] |
---|---|
会期 | 2009年4月3日(金)~5月24日(日) |
開館時間 | 10:00-18:00 金曜日は20:00まで(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 毎週月曜日[ただし5月4日(月・祝)は開館]、5月7日(木) |
観覧料 | 愛知県美術館の展示室内のみ、次の観覧料が必要となります。 一般500円(400円) 高大生300円(240円) 小・中学生無料 ※( )内は、20名以上の団体料金 ※同時開催企画展「アヴァンギャルド・チャイナ」のチケットでもご観覧いただけます。 |
【関連事業】
【展覧会のポイント】
|
【三沢厚彦略歴】
1961 | 京都府生まれ | ||
1987 | 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業 | ||
1989 | 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了 | ||
1990-92 | 同校助手 | ||
1997-2001 | 同校非常勤講師 | ||
2000 | アニマルズ・シリーズをはじめる | ||
2001 | 第20回平櫛田中賞受賞 | ||
2002 | 作品集『アニマルズ』を求龍堂より刊行 | ||
2003-2005 | 武蔵野美術大学非常勤講師 | ||
2005 | 第15回タカシマヤ美術賞受賞 | ||
2006 | 武蔵野美術大学客員教授 | ||
2007 | 「三沢厚彦 ANIMALS +」展を平塚市美術館ほか全国4美術館で開催 |
愛知芸術文化センター、愛知県美術館
特別協力:平塚市美術館、西村画廊