【体験レポート】写真で体験する“虹のカーニヴァル”

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ある種、あいちトリエンナーレ2016のジャンルを横断するという特性を、ビジュアルで観ることができたと言っても過言ではない「虹のカーニヴァル」。
「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」をテーマとする今回のあいちトリエンナーレ2016の通り、まさに様々な人が存在するキャラヴァンで行われるカーニヴァルを表現しています。
フラメンコ、日本舞踊、ストリートダンス、大道芸に一輪車など異種混合のパフォーマンスにマーケット。
芸術監督の港千尋氏いわく、「キャラヴァンが停泊する場所はオアシスと言うんです。だからマーケットがある場所はオアシスでないといけなかった」と話すように、“オアシス21”という場で開催するというのも面白い偶然ですよね。

そんなカオティックな1日の様子を、言葉では説明しづらい…ということで、ここでは写真とともに紹介していきます!

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会場に到着するとフラフープショーの真っ最中。
HOOPMAN YU-YAがまわすのはギネス記録を持つ巨大フラフープ(4m93cm)。
なんと過去には遠心力だけでアバラを折ったことがあるとか……。

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射的コーナーなど様々な遊び場が。
しかもこれ、お金を払って参加するのではなく、自ら何かを作りそれとの交換という、物々交換で成り立っているのです。
まさに砂漠のオアシスに存在するマーケットのよう!?

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あれ?突然、歩いてる女子高生や子どもたちが踊りだしました!
どうもこれは動画サイトなどで話題となるフラッシュモブのようです。

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くるくるシルクDXによる大道芸に、一輪車ショー。
くるくるシルクDXのメンバーはみんなアラフォー。こんな格好だけど真剣です。シュールなパフォーマンスに大人も大ウケ??
一輪車は、シルク・ドゥ・ソレイユの舞台にも立ったことがある一輪車世界チャンピョン・下山和大らによる華麗なる妙技に惚れ惚れです。

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ちょっと疲れたらテントでひと休み。
ちなみにこのテント、名古屋モード学園インテリア学科や大須のショップであるモノコトなど、それぞれ違う飾りつけなのです。
かなり個性的なディスプレイだけど、意外に景色に溶け込んでる、でしょうか?

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2日間にわたり開催された「虹のカーニヴァル」。いよいよフィナーレのイベントがスタートします。
芸術監督の港千尋氏の宣言から、この「虹のカーニヴァル」を監修したヒダノ修一率いるレインボーバンドが陽気な音で盛り上げます。

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まず登場したのは日本舞踊の流派・西川流による三番叟。
五穀豊穣など祝いの際に踊られる舞だというが、日が欠け始めた会場の雰囲気が一気に引き締まります。

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和から一転、ダンサーが約50名ほど登場し、スペインのセビリア地方の踊りの一種でありセビジャーナスを披露。足技も軽やかです。

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続いてこれぞ和洋折衷!? フラメンコと日本舞踊がコラボレーションです。
絡んでみたり、追っかけっこしてみたりと、何だか楽しそうです。

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大団円に向けてラストスパート!サンバパレードが始まりました。
セクシーなお姉サマ方から、ちっちゃなダンサーまで、みんなで楽しくサンバ・サンバ♪

最後は、日本舞踊にフラメンコ、サンバに大道芸、一輪車など全出演者が勢ぞろいして、盛大な盛り上がりで幕を閉じました。

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TEXT:小坂井友美 PHOTO:ヤオタケシ

 

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