【あいトリNAVI × LIVERARY】あいトリに行ってみた!ラリー⑧中村彩乃

nakamura

「あいトリNAVI」×「LIVERARY」によるコラボ企画「あいちトリエンナーレ2016に行ってみた!ラリー」がスタート。あいちトリエンナーレに関わる人々、その街に住む人々などが、人から人へとつなぎながら、いろいろな視点で街やイベントや魅力を紹介していきます。第八回目は、「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2016」事務局スタッフの中村 彩乃さんにお話を伺いました!

「あいトリNAVI」×「LIVERARY」あいちトリエンナーレに行ってみた!ラリー
⑧中村 彩乃

Q1. まずは自己紹介をお願いします。
現在、名古屋港から築地口エリア一帯で開催中のフェスティバル「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2016」の事務局スタッフをしている中村です。
「アッセンブリッジ・ナゴヤ」とは、美術館やコンサートホールではなく、「まち」を会場とし、気軽に現代アートとクラシック音楽を楽しんで頂けるフェスティバルです。[Assembridge(アッセンブリッジ)]は、「集める」「組み立てる」などの意味をもつ[Assemble(アッセンブル)]と、[Bridge(ブリッジ)]を組み合わせた新しい言葉です。音楽とアートを架け橋に、まちと人が出会うことで、新たな文化が育まれていくようにとの願いが込められています。始まったばかりのイベントですので、私自身楽しみながら日々働いています。

Q2. トリエンナーレのどこの会場に行きましたか? 
名古屋会場と豊橋会場に行きました。岡崎会場はこれから駆け込みます!

Q3. 観て面白かった、良かった、心に残った作品を1~3つほど教えてください。
“場の持つ力”を活かした作品が心に残っています。名古屋会場だと、旧明治屋ビルの作品(端聡さんなど)はビルの雰囲気と相まって印象的でした。また、豊橋会場の久門剛史さんのインスタレーションも、あの空間だけ違う時が流れているように感じられ、一歩外に出た時、新鮮な気持ちになれて良かったです。

Q3端聡
端聡

Q3久門2
久門剛史

Q4. 会場の近くでおススメのお店、スポットなどがあれば教えてください。
豊橋会場から徒歩10分程の場所にある、ホットケーキと珈琲の店「三愛」がおすすめです。テーブルが3卓だけの小さなお店ですが、ご主人がいれる拘りの珈琲と、奥様が作る見た目も味も芸術的なホットケーキには感動します!お店の前を走る路面電車を眺めながらのひと時は、格別かと思います。周辺には「豊橋市公会堂」や、重要文化財でもある「豊橋ハリストス正教会」もありますので、散歩するにも良い場所です。

Q5. 好きなアーティストを教えてください。またその魅力や理由も。
「アッセンブリッジ・ナゴヤ2016」に出展して頂いている中尾美園さんです。展示された作品を見て、その精緻な描写に驚きました。今回はかつて名古屋港にあった喫茶店「キャビン」と「千代田」を取材し、そこに残されていた食器や雑誌などを描いています。ぜひ多くの方にご覧になっていただきたい作品です。

Q5中尾美園
中尾美園

Q6. 最後にひとこと。
「アッセンブリッジ・ナゴヤ2016」では、10月23日(日)まで現代美術展「パノラマ庭園─動的生態系にしるす─」が開催されています。
名古屋港界隈をひとつの庭(生態系)に見立て、作庭するように、まちにアーティストや作品が入り込み、その庭(生態系)に何かのきっかけを残すことを試みます。今回は18組のアーティストが参加し、名古屋港エリアに滞在した経験をもとに製作された新作を中心に展示を行います。その他、展覧会の関連プロジェクトとして、名古屋港エリア内の宿泊施設と連携した「アートホテルプロジェクト」や、参加者とワークショップ形式で改修を進めた「空き家再生スクール」、コミュニティガーデンを展開する「みなとまちガーデンプロジェクト」との連携など、港まちならではの広がりのある展覧会となっています。地下鉄栄駅から約20分でアクセスできますので、あいちトリエンナーレと合わせて、ぜひ足をお運びください。皆さまのご来場をお待ちしております!

アッセンブリッジ4


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