【あいトリNAVI × LIVERARY】あいトリに行ってみた!ラリー⑤木村奈緒

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「あいトリNAVI」×「LIVERARY」によるコラボ企画「あいちトリエンナーレ2016に行ってみた!ラリー」がスタート。あいちトリエンナーレに関わる人々、その街に住む人々などが、人から人へとつなぎながら、いろいろな視点で街やイベントや魅力を紹介していきます。第五回目は、フリーで取材や企画を行う、木村奈緒さんにお話を伺いました!

「あいトリNAVI」×「LIVERARY」あいちトリエンナーレに行ってみた!ラリー
⑤木村 奈緒

Q1. まずは自己紹介をお願いします。
木村奈緒です。横浜市在住。普段は「美学校」(あいちトリエンナーレ出展作家の三田村光土里さん等が講師を務める場所です)でスタッフをしたり、NPOで仕事をしたりしながら、フリーで取材や企画を行っています。あいちトリエンナーレは今回初めて行きました。

Q2. トリエンナーレのどこの会場に行きましたか?
名古屋:愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、旧明治屋栄ビル、堀田商事株式会社
豊橋:水上ビル、はざまビル大場、開発ビル

Q3. 観て面白かった、良かった、心にのこった作品を1~3つほど教えてください。
①山城知佳子《土の人》(旧明治屋栄ビル3F)
ダントツで心に残りました。圧倒的に力強い表現に、ただただ圧倒されました。この《表現》は、山城さんが生み出したものであり、出演者・スタッフの方が生み出したものであり、何より、作品で描かれた地で生きてきた人々の姿そのものだと思いました。クライマックスは圧巻です。ぜひ最後まで(そして何度でも)観てください。隣の展示室のソン・サンヒの作品と合わせてオススメです。

山城知佳子
山城 知佳子

ソン・サンヒ
ソン・サンヒ

②ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ《From Left To Night》(はざまビル大場2F)
豊橋エリアでは、本作が印象に残りました。実は時間がなくて最後まで観られなかったのですが、全部観たかった作品。2017年開催予定のヴェネツィア・ビエンナーレオランダ館代表とのことなので、豊橋まで行かれた際は是非。

③その他
ウダム・チャン・グエンの《機械騎兵隊のワルツ》はシンプルで美しく、アローラ&カルサディーラ《The Great Silence》は映像だからと嫌厭しないで、じっくり観ると面白いです。三田村光土里さんの展示室は何時間でも居られそうで、竹川宣彰さんの作品も必見です。

ウダム・チャン・グエン
ウダム・チャン・グエン

三田村光土里_02
三田村光土里

竹川宣彰
竹川宣彰

Q4. 会場の近くでおススメのお店、スポットなどがあればおしえてください。
豊橋のTHE PARLOURというお洒落なカフェ・ダイニングでランチを食べましたが(美味しかったです)、実は隣の「じゃるだん」という喫茶店が気になりました。ランチは、「海老フライ+野菜フライ、サラダ、味噌おでん、赤だし」で700円(確か)。安いし、どれだけ味噌推しなのかと。でも気になります。

Q5. 好きなアーティストを教えてください。またその魅力や理由も。
知らないアーティストの方が多いので、誰と限定できないですが……今回あいちトリエンナーレで気になったのは、映像を用いた女性作家が多かった気がします。

Q6. 最後にひとこと。
名古屋、豊橋はこれまでにも何度か行ったことがありましたが、「トリエンナーレ」という枠組みで訪れると、その土地や場所が、また違った見え方をして面白かったです。「愛知」だからこその国際美術展として、他の土地にはない魅力が根付けばいいなぁと思いました。

 

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