● 趣 旨
あいちトリエンナーレ2010は、これから美術の世界に積極的にチャレンジしようとしているアーティストやキュレーターに対しても開かれたプラットフォームであることを目指し、企画コンペによって選ばれた企画プログラムによる現代美術展を、国際展と併せて実施することにしています。
最先端をトップスピードで走っていると自負するアーティストやキュレーターもいれば、時流からは批評的な距離を置いて、過去や周辺の文化、そして自らがよって立つ基盤に目を向けようとする人もいるでしょう。この企画コンペでは、様々な表現を複数の視点でつなぎあわせていくことで、文化的・歴史的な多様性が交錯する場を作り出したいと考えています。
● 募集内容
現代美術に関する意欲的な企画プログラム(自薦他薦による個展も可)を募集します。前回の愛知芸術文化センターアートスペースでの企画募集(平成21年12月に選考終了)につづき、今回は、長者町地区(名古屋市中区錦二丁目周辺)の空ビル、空店舗、ビル壁面等を展示空間とした12企画を募集します。応募企画は、未発表のオリジナルのものに限ります。
● 展覧会の実施期間及び場所
- 展覧会の実施期間
- A日程 平成22年8月21日(土)~9月12日(日)[23日間]
- B日程 平成22年9月15日(水)~10月3日(日)[19日間]
- C日程 平成22年10月6日(水)~10月31日(日)[26日間]
※ただし、下記の実施場所のうち「4.その他長者町地区内」の場合は、展示プランによって主催者が実施期間を決定します。
- 実施場所
- 長者町繊維卸会館2階南西部屋(詳細情報)
- 伏見地下街店舗(詳細情報)
- ARTISANビル1階内壁面(詳細情報)
- その他長者町地区内
特定の場所を指定しない、自由な発想の企画を募集します。例えば屋外の壁面、ショーウィンドー、店舗(飲食店等)の一部、駐車場、伏見地下街のポスター掲示板(ガラスショーケース)を使った企画等、希望の場所を例示することができますが、実際の展示の際には希望にそえない場合があります。ただし、商店看板、「長者町繊維街」のゲート等は諸事情により使用することができません。
各実施場所の所在地マップ
※上記の所在地マップは、昨年のイベント「長者町プロジェクト2009」で使用した地図を参考として掲載したものです。現在およびあいちトリエンナーレ2010開催期間中の状態とは異なりますので、ご注意ください。 - 実施場所に関する諸注意
- 実施場所への事前の立ち入り調査・問い合わせ・交渉等は、所有者の方へのご迷惑となりますので固く禁じます。これらの行為が発覚した場合、企画コンペに参加する権利を失うことがありますのでご注意ください。
- 説明会以外での下見はできません。説明会への参加・不参加は合否に影響ありません。
- 実施場所は商業地の中にあるため、重量・音量・工作の制限、その他の制約を受ける場合があります。
● 応募資格
国籍、年齢不問(グループも可)
● 選考方法
- 選考委員
五十嵐太郎(建築評論家、東北大学大学院教授)
児島やよい(フリーランス・キュレーター、ライター)
馬場駿吉(名古屋ボストン美術館館長)
山本さつき(美術批評家)
豊島徳三(豊島株式会社副会長)
丹羽幸彦(丹羽幸株式会社代表取締役) - 選考方法
- 選考は、1次選考(書類選考)と2次選考(プレゼンテーションとヒアリング)を行います。
- いずれの選考も、英語でのエントリーを可能とします。
- 1次選考通過者には事務局から連絡をします。1次選考を通過しなかった方には、通知されませんのでご了承ください。
- 2次選考には、必ず企画者本人(グループの場合は代表者かそれに準じる者)が出席してください。ただし、海外在住者の場合は代理人でもかまいません。
※選考は、平成22年4月を予定しています。 - 最終選考の段階で選考基準に満たない企画があると判断された場合は、11企画以下の展示となる場合があります。
- 関係機関との調整がつかない場合は、選考を取り消す場合があります。
- 審査は、次の点などを総合的に評価して選考します。
- 新しい動向や視点を示すものであること
- 事業の収支計画等に鑑み実現可能と認められるもの
- 長者町地区での展示が実現可能と認められるもの
● サポート
- あいちトリエンナーレ実行委員会の助成金
次に掲げる経費のうち、提出された予算計画書を審査のうえ、適正と認める範囲で、実費を助成します。1企画100万円を上限とします(企画者が別途個別に助成・協賛をもらうことは可)。
- 作品の制作費(素材及び材料購入、リサーチ費用など)、輸送費等作品に係る費用
- 搬入・展示、搬出・撤去、その他展示の準備に係る費用
- 旅費、宿泊費(ただし、2次選考会の旅費、宿泊費を除く)
- 支払方法
助成金は展示終了後、指定された口座に振り込むこととします。ただし、前払いする必要がある場合は、協議のうえ、2分の1を限度として支払います。
- あいちトリエンナーレ実行委員会の負担
次に掲げる経費は、あいちトリエンナーレ実行委員会が直接負担します。
- 会場使用料、付属設備使用料
- 展示場所の基本照明等に関する費用
- 広報の実施
あいちトリエンナーレ実行委員会が、「企画コンペの展覧会」としての広報を行います。
● 応募方法
- 応募期間
平成22年3 月1日(月)~平成22年3月31日(水)
- 提出書類
A4のポケットファイル1冊に、以下の内容をまとめて提出してください。様式1~3は、当ウェブサイトからダウンロードしてください。(ダウンロードはこちら)
※リングファイルではなく、内部のシートが綴じてあるポケットファイルとしてください。- 応募用紙(様式1)
- 企画プログラム提案書(様式2)
※1名(又は1グループ)につき、1企画とします。
展示日程・場所は、希望することができます。ただし、審査の結果、他の展示日程・場所を指定する場合があります。 - 収支予算書(様式3)
- ポートフォリオ(過去の作品写真や活動記録など)
※映像作品の場合は1作品5分以内に編集したDVDを添付し、ディスクの表面に氏名を明記してください。また、ファイルからディスクが離れないようにしてください。
- 提出方法
郵送又は事前に連絡のうえ持参してください。
応募期間の最終日は、午後5時30分までに下記提出先に持参していただくか、郵送の場合は同日必着とします。 - 提出先
あいちトリエンナーレ実行委員会事務局企画コンペ係
住所 〒461-8525 名古屋市東区東桜一丁目13-2
愛知芸術文化センター6階 - その他
- 企画プログラム提案書等の作成及び応募に必要な経費は、各応募者の負担とします。
- 応募書類は、返却しません。
● 説明会
企画コンペの説明会を、下記の日時、場所で行います(2回実施。内容は2回とも同じです)。
- 日 時
第1回説明会:平成22年3月6日(土)午後2時~
第2回説明会:平成22年3月20日(土)午後2時~
※E-mailまたはFAXで、説明会の前々日までに、お申し込みください。お申し込みの際は、氏名・電話番号のほか「長者町企画コンペ説明会参加希望」と明記ください。 - 集合場所
長者町繊維卸会館前
名古屋市中区錦2丁目4-26長者町通
● スケジュール
- 応募期間
平成22年3月1日(月)~平成22年3月31日(水)
- 説明会
第1回説明会:平成22年3月6日(土)午後2時~
第2回説明会:平成22年3月20日(土)午後2時~ - 選 考 → 通 知
平成22年4月(予定)
- 作品制作
平成22年5月~平成22年8月-10月
- 展 示
- A日程 平成22年8月21日(土)~9月12日(日)[23日間]
- B日程 平成22年9月15日(水)~10月3日(日)[19日間]
- C日程 平成22年10月6日(水)~10月31日(日)[26日間]
● 問合せ先
あいちトリエンナーレ実行委員会事務局企画コンペ係
住 所 : 〒461-8525 名古屋市東区東桜一丁目13-2
愛知芸術文化センター6階
(愛知県県民生活部文化芸術課国際芸術祭推進室内)
電 話 : 052-971-6113
FAX : 052-971-6115
E-mail : geijutsusai@pref.aichi.lg.jp
URL : http://aichitriennale.jp/